教習日記 1

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昼休みに自習室のPCで模擬テストを解いてみた。50点満点のうち31点。国語の引っ掛け問題みたいなものに見事に引っ掛かっている。

「信号に緑色の右矢印があるとき、車は右折できる」? ○に決まっているだろう、と思ったら✕で、「車」には原付も含まれるのです、二段階右折してくださいねという。こちとら原付に11年も乗ってんだ、二段階右折のプロだぞ、てやんでい、という気分になる。

「軌道敷を車は走ってはいけない」。そりゃ原則はダメだけど例外もあるから✕かなーと思ったら、答えは○で、問題解説には「原則はダメですが例外もあります」。そうか、よし、メロスは激怒した、という気分になる。

この程度で腹を立てる人間はそもそも運転に不適格であり、寛大な心を持って、問題作成者の意図を汲まなければならない。こんな分かりづらい問題文を書くやつは逮捕しろ、などと思ったりしていない。

これから数ヶ月がとても楽しみである。そろそろ昼休みも終わるので午後も頑張ろう。

教習所

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32歳にして普通自動車免許を取ろうと思い立った。今週末から教習所へ通う予定である。これは俺にとって大きな一歩だが、他人にとっては非常にどうでもいい一歩だ。

雨が降っても濡れずに移動できるなんて不思議なことだ。かつて自転車やヒッチハイクで旅行していたとき、雨が降ると大いにテンションが下がって卑屈な気分になるか、または開き直ってハイテンションになったものだが、車に乗ればそんな感情の抑揚もなくなってフラットになれるのだ。多分。

勿論、どんな乗りものに乗っていても、自分の大きさというのは変わらない。やたらクラクションを鳴らしたり歩行者に偉そうな態度をとるドライバーは、勘違いしている。車から降りればただの小さな人間なのに、自分が車そのものだと思い込んでいるのだ。

無事に免許を取ったあかつきには、なるべく小さな、マリオカートくらいの車に乗り、おのれの卑小さを見失わないことを目標にしたい。教習車に50ccのマリオカートがあればいいなと期待している。

近況

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心を亡くすと書いて忙しいというのは本当で、ここ1ヶ月ほどの記憶がやや曖昧なくらい、朝から朝まで(眠らずに)コーディングばかりしていた。この調子で続けていけば、確実に実力はつくであろうし、収入も増えるに違いないのだけど、そもそも僕の人生の目的はJavaScriptを書くことではないのだから、遠からず心の平衡を崩すことも目に見えている。

こんなときに自分は今までどうしていたっけと過去を振り返ると、たいてい、休止していたブログを再開させていた気がする。かれこれ15年ほどサイトを続けていて、熱心に書いていた期間は半分にも満たないはずだが、ちょうど今のように書きたくなったとき戻れる居場所がネットにあるのは、本当に心の拠り所になっている。

居場所を一つでも多く、分散させて持つことについて考えている。今年の夏は京都へ旅行をしたが、印象に強く残ったのがどこの名所でもなく、何の特徴もない「太秦天神川」という駅だった。路面電車をおりて横断歩道を渡り、新しい殺風景な駅前広場を過ぎて、地下鉄の始発駅へ階段をおりていく、その1分間にも満たない時間に見た光景が、目に焼き付いている。

何か強烈な出来事や、めずらしい光景がある訳ではなかった。ただ、自分の意志さえあれば、今すぐにもこの駅前にアパートを借りて、家族を引き連れて暮らすこともできるのだと思った。殺風景な駅前広場のバス停からどこかの職場へ向かう自分、または自転車に子どもを乗せてどこかの保育園へ向かう妻、そのような光景を、空想でなく現実に起こりえるものとして想起させる不思議な空間だった。なぜ、そう考えたのか、今となっては分からない。

場所はどこでも良いのだ、とは常に考えている。北極海沿岸の掘っ立て小屋の写真に「人はどんなところにも住むのだ」と文章が添えられている、そんな本を僕は大切に持っているが(野田知佑『北極海へ』)、そんな寂しいところに暮らしたいとは思っていない。ただ、いつでも行くことはできるのだと忘れないように、時々は本を開いて読み返している。

昨日もほぼ寝ていないので、そろそろ眠らなければいけないし、話の着地点など用意していないので唐突に途切れるのだが、ここ最近の出来事や行った場所などについてはまた少しづつ書くことができたらなと考えている。

家族と過ごすためフリーで働いていた話

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はじめに

この記事は 子育てプログラマ・ITエンジニア・Webデザイナー Advent Calendar 2015 の18日目です。昨日の記事は @kazumeatさん でした。

自己紹介

カメラマンからWeb制作業へ転職して3年が経ちました。デザインが得意ではないので、プログラミングを習得したいと思い、最近は「Webエンジニア見習い」と自称しています(まだ自信を持って「エンジニアです」とは言えない)

「家より会社にいる時間が長いのはおかしい」

IT系の仕事に限らず、世間のお父さんお母さんたちは「子どもと過ごす時間を増やしたい」ことと思います。僕も、子どもが生まれて間もなく転職したこともあり、あまり子どもに会えない多忙な日々が続いていました。

ただでさえ成長の早い時期ですから、ほんの数日で見違えるように言葉を話し始めたり、いつのまにか歩いたり走っていたり。本当なら24時間ずっと見ていて、初めて歩いたり喋ったりした瞬間に立ち会いたい。

子どもと暮らしながら、そう考えるのは自然なことだと思いますが、当時の勤務先の社長は「会社員は戦士、会社は戦場!」という考えの持ち主で、残念ながらその職場にいるかぎり、育児優先を叶えることは困難そうでした。

「家族と過ごす時間より、会社で同僚と過ごす時間が長いなんて、おかしいのでは?」という僕の考えを実現させるには、フリーランスになるのが一番手っ取り早い方法でした。

とりあえずフリーランスになった

在宅勤務を打診したものの会社に断られ、それならば一人でやってみるか、とフリーランスになる決心をしたのは、子どもが1歳4ヶ月のときです。

毎晩子どもをお風呂に入れたり、絵本を読み聞かせながら一緒に眠ったり、子どもとあれこれ会話しながら保育園から帰ってきたりと、なんだか不思議に幸せな日々が始まったのでした。

会社員からすれば、そんな生活はとても想像の及ばない世界ですが、一方フリーランスになってみれば、会社員の生活がとても奇妙に見えてきます。イケダハヤトさんがいつも煽り記事を書いて炎上していますが、彼の考えもほんの少しは理解できる気がしました。

大変だったこと

今はもう広い家に引っ越したのですが、しばらくは1LDKで仕事をしていて、集中を保つのに苦労した時期がありました。

子どもが足元にやってきて遊び始めたり、泣いたりしている状況下ではなかなか捗りません。子どもが眠った午後9時頃から仕事を再開し、深夜または朝まで続け、昼頃に起きるなどの不規則な生活になりがちでした。

自宅にずっと籠もり続けていると頭の切替えが難しく、時々はコワーキングスペースや、ドトールなどのお世話になりましたが、ついついケーキやコーヒーをおかわりしてしまい、出費がかさむという問題もありました。

良かったこと

働き方は一つではないのだと、視野が広がりました。どんな働き方を選択するかは人それぞれなので、他人に勧めたり強制はできないのですが……僕の場合は、仕事だけに没頭して育児を妻にまかせる、ということができませんでした。

必要なときには育児を優先して、それで仕事が遅れたなら、別の日に頑張ったり時間帯を変えたり、または収入が多少減っても別の仕事をもらってきてカバーする……などの融通を効かせることが、大変だけど楽しい仕事でもありました。

将来的にいつか本当に困ったとき、役立つだろうとも考えていました。たとえば家族をつきっきりで看病するとして、パソコンさえあればどこでも仕事できる、という状況を作るにあたり、過去のフリーランスの経験が活きるように思います。

現在と、これから

1年7ヶ月ほどフリーランスとして仕事していましたが、今秋からは再び会社員として働いています。

勉強会にて発表した資料をslideshareにアップしたところ、とある会社からスライドを見ましたとメールをもらい、仕事を少しづつ請けるようになり、そのまま入社した……という流れです。学べることが多そうなのと、子どもが3歳になって育児もだいぶ落ち着いたことから、いったん本腰を入れて勉強してみるかー、と考えたのでした。

この先しばらくは会社員として働きながら、技術を身に着けていくつもりですが、いつか2人目が生まれることがあれば、働き方を再び見直すかもしれません。会社に勤めながらでも、時々は育児を優先できるなら理想的だな、と考えています。

まとめ

仕事や勉強に打ち込むことも時には必要ですが、もしも、家族との時間を増やしたいと思ったなら、実現させるのも良いかなと思います。まとまりのない長文になりましたが、少しでも参考になれば幸いです。

明日はAdvent Calendar 19日目、担当は elcondorさん です!