WordPressを仕事にする、ということ

こんにちは、トンボロ代表の小久保です。WordPressをメインとするWebサイト構築事業をしています。
私がWordPressを使い始めてから12年、職業としてからは4年の歳月が経ちました。
すっかり惚れ込み、これからもきっと長い付合いとなるWordPressについて、私の思い入れを語ってみます。

「オープンソース = 無料」ではない

WordPressの特徴として最もよく知られるのは、GPLライセンスに基づく「オープンソース」であることです。誰もが無料でソースコードを入手でき、自分のサーバーに設置して利用したり、カスタマイズをしたり、他者にサービスを提供してビジネスとすることも、すべて自由に行なって良いとされています。

ただし、オープンソースとは「無料で使えるソフト」のことではありません。世界中のエンジニアたちが知恵を出し合い、より良いものを作り上げようとする「活動」「コミュニティ」のことを指しています。そのため、無料で入手できるからといって、何をしても自由な訳ではなく、ある程度はコミュニティの方針や理念に沿った上で、ビジネスに取り組む必要があります。

それでは、WordPressの理念とは、いったい何のことでしょうか?

WordPressの理念 “democratise publishing”

最初にWordPressを開発したエンジニアであり、現在はAutomattic社の代表としてコミュニティを率いているマット・マレンウェッグ氏によれば、WordPressとAutomatticのミッションは “democratise publishing” だとのことです。直訳すれば「出版の民主化」となりますが、より分かりやすく、的確な表現に直すとすれば「誰もが情報発信できる世の中を作る」でしょうか。

2000年代の初頭、Blogブーム時に生まれたソフトウェアの一つであるWordPressが、ここまで普及した背景は、誰もが簡単に情報発信できるツールだったからに他なりません。そしてこれからもWordPressが存続し、より発展していくためには、この理念を共有する必要があると私は考えています。

現在では新聞社などのメディアサイトや、大企業のコーポレートサイトまでがWordPressで構築される時代になりました。大規模サイトの運用にも耐えられる設計となり、出自が小さなブログソフトウェアであったことは遠い過去の話になりつつあります。勿論これは良いことでもありますが、一方ではWordPressの理念が置き去りにならないかという危惧を私は抱いています。

自由なソフトウェアと共に、自由に働く

個人・中小企業・コミュニティなど、情報発信の手段が限られている人々にも、簡単で自由に使えるツールを使ってもらい、少なくとも情報発信に関しては平等な世の中を作る。――WordPressで仕事をするにあたり、私が大切にしたいと考えていることです。

このようなツールを手に入れることにより、最終的には個々人の働き方にも変化が現れると考えています。たとえば前述のAutomattic社は、世界中にいる200名の従業員すべてがリモートワークであることで有名です。出社すべきオフィスは存在せず、メールやチャットで意思疎通を図りながら、しかし一つの企業として機能しています。

WordPressも含めた様々な新しいツールを利用することで、世の中のすべての人々が、新しい働き方の選択肢を得られる、または得るための敷居を下げることができる――と私は考えています。企業に属さない一個人でも、大企業と変わらないブランド力を持ち、仕事を得ていくことができたなら理想だと考えています。

WordPressとトンボロ

これからトンボロの事業を始めるにあたり、核心となる価値観(コア・バリュー)は何だろうか、と考えています。どんなことにも限界を定めずに挑戦・追求していきたいとは考えています。ただし、自分が大切にしたい価値観や、提供したいサービスが何なのかをしっかり覚えておくことが大前提です。

現在、私が大切にしたいのは、やはり「誰もが情報発信できる世の中を作る」ことです。それを叶えるためにはWordPressコミュニティと共に歩んでいくことが最善だと考えています。トンボロの事業を進めるのと同時に、WordPressの更なる発展へ貢献できたなら幸いです。

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